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Moved So Move

曲や歌詞について考えます。アメブロから引越し中です。

くるり「ばらの花」の歌詞の意味

今日はくるりの「ばらの花」の歌詞について考察、自己解釈しました。

 

 

 

ネットでいろんな解釈を見ると、君と僕の関係性は

 

友達以上恋人未満だったり、親子だったり、人によって感じ方が様々でした。

 

それだけ聴く側に考える余白をくれるこの曲は本当に素晴らしいです。

 

 

 

私はこの2人の関係性を、結構長く付き合っているカップル、と解釈しました。

 

1番のAメロの歌詞や『安心な僕ら』という言葉が根拠です。

 

ただ、長年と言うほどは長くないと思います。なぜなら、『踏み込めないまま』という言葉もあるからです。

 

 

 

具体的に歌詞を見ていきます。

 

 『ばらの花』/ くるり
(作詞・作曲:岸田繁

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a000786/l0022bf.html

 

 

 


     雨降りの朝で 今日も会えないや

     何となく でも少しほっとして
 

 

雨が降ったことで、会えないことを正当化する理由ができた。

 

『ほっとした』のは、「嬉しい」まではないものの、会えなくてよかったと思っているから。

 

 

 

この部分で、『僕』は、決して会いたくないわけではないけれど、会いたいわけでもない、のだと思います。

 

そして、これが2人の関係性そのもの。

 

嫌いになったわけではないが、今「好き」だとはっきり断言できない。

 

 

 

2人の関係が長くなっていくにつれ、付き合い始めにあった「好き」という情熱が覚めて、安定しているものの、「好きなのかな?」という疑問があるのではないか、と考えました。

 

 

 

『今日も』ということは、しばらく会っていない日が続いているようです。

 

 

 

 

     

 

飲み干したジンジャーエール 気が抜けて
 

 

 

 

この「気が抜けた」は、ほっとした僕のことではなく、炭酸の抜けたジンジャーエールのことだと取りました。

 

つまり、このジンジャーエールにも2人の関係性にも、「刺激」がない。

 

 

     安心な僕らは旅に出ようぜ

     思い切り泣いたり笑ったりしようぜ
 

 

 

 

僕は、この平和で安定した2人の関係に、変化を求めています。

 

旅は、危険や新しい発見・出会いがあり、何が起こるかわからないもの。

 

この『旅に出よう』というのは、本当にどこかに行くわけではなく、「互いにもっと深くまで踏み込んでいこう」という意味だと解釈しました。

 

 

 

『安心な僕ら』には、これまでに過ごしてきた期間で築き上げた関係性の意味もありますが、

 

まだ深いところまでは踏み込まず表面的に良い関係、ともとれます。

 

2人は長く連れ添っているものの、互いの深いところまでまだ知りきっていない。本音を、自分の弱さを100%見せられずにいる。

 

 

 

2番のサビの、
 

     僕らお互い弱虫すぎて

     踏み込めないまま朝を迎える
 

 

 

 

弱さや本音を見せると、嫌われるかも、離れてしまうかも、と言った恐怖かもしれません。2人の関係性は浅く脆いものなのかも。

 

だから、「今の、なあなあの関係でいいのかな?」と言い出すこともできない。

 

 

 

 

 

今の関係性に満足していないものの、踏み込んだ質問をして関係性が壊れてしまうのは嫌。会わなければ、そのことに触れないで済む。だから、会わないでいる理由ができてほっとしたのかな、と思いました。

 

 

 

 

 

Cメロの


     暗がりを走る 君が見てるから
 

 

は、逃げているよう。

 

君からあまり見えないように、敢えて暗いところを走る。

 

 

     でもいない 君も僕も
 

 

ここはまだわからないことが多いですが、2人は離れ離れになってしまったみたいです。

 

 

 

 

 

 

     最終バス乗り過ごして もう君に会えない
 

 

結局2人は、踏み込めないままチャンスを逃してしまって、関係性は終わった。

 

 

     だけどこんなに胸が痛むのは

     何の花に例えられましょう

 

『何の花に例えられましょう』? の答えは、タイトルの『ばらの花』。

 

2番Aメロで、「愛のばら」とあります。

 

つまり、胸が痛むのは君への愛情があるから。

 

 

 

ちなみに、ばらの花の花言葉は本数や色によって変わるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

まとめると、

 

 

 

互いに深いところまで踏み込めないから、波風も立たない平和な関係だったけれど、

 

それが物足りなくなってしまった。好きかどうかわからなくなってしまった。

 

だけど、関係が崩れるのが怖いから、踏み込むことから逃げ続けた。その結果、2人は一緒に進むことができず別れてしまった。

 

そして、失ってから、やっぱり君のことが好きだったのだと再認識する。

 

 

 

 

     ジンジャーエール買って飲んだ

     こんな味だったっけな
 

 

買ったばかりのジンジャーエールは炭酸が効いて刺激があります。

 

でも、『こんな味だったっけな』となんかしっくりこない。

 

求めていたものが、想像とは違った。刺激が欲しかったのではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

最初、1つのピアノの音が途中から2音で一緒に鳴ります。

 

そして、最後はずれているように聴こえます。

 

これも、2人の関係性のようだな、と思いました。

 

 

 

 

 

 

 

まだまだわからないこともありますが、

 

今回の解釈は以上です!

 

 

 

くるりの大ファン!という方が聴くと、

 

他の楽曲を踏まえた解釈や、岸田さん独特の言葉の使い方を理解した解釈が

 

あるかもしれません。

 

そういった方からすると、「こんな意味じゃない!」と思われるかもしれませんが、

 

大目に見てもらえると幸いですm(_ _)m