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曲や歌詞について考えます。

クリープハイプ「そういえば今日から化け物になった」の歌詞の意味

 

 

今回は、クリープハイプの「そういえば今日から化け物になった」の歌詞の意味を考えました!

 

この曲は2014年発売のアルバム、「一つになれないなら、せめて二つだけでいよう」に収録されています。

 

 



クリープの曲にお馴染みの、歌詞の繰り返しが際立っているので、

 

今まで言葉の意味を考えず、音として聴いていました。



『最後にピース』を15回も言っているので正直、次に続く歌詞が頭に入ってこなかったです。

 

 



で、今日ふと「化け物って何のことだろう?」と思い、

 

初めてちゃんと歌詞を見ました。

 

 
『そういえば今日から化け物になった』/ クリープハイプ
(作詞・作曲:尾崎世界観
 

 

・・・めっちゃすっきりしてる!笑

 

繰り返し部分を表示しないと、こんなにスッキリするんですね。

 

 

 

 

 

さて、歌詞の内容ですが、

 

ネットのインタビュー記事やYahoo知恵袋などを見たところ、

 

どうやらこの曲は、何かのマンガからインスピレーションを受けて書かれたそうです。

 

ネットではいくつか候補が挙がっていましたが、

 

どれもグロそうで私は見られそうにないです><



浅はかな知識から予想するに、

 

私は「寄生獣」ではないか?とおもいました。

 

 

     最後にピース できるかどうかは右手次第だから
 
(確か阿部サダヲさんが声をしたキャラクターは、ミギーでしたよね?)

 

それしかわかりません笑



他の候補(「アイアムアヒーロー」など)について全く知識がないので・・・

 

 

 

 

 

寄生獣の主人公は、寄生されているのでもはや一般人ではない=「化け物」。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、このモデルとなったマンガについて知らないので、

 

作者の意図とは全く違う解釈になってしまうかもしれませんが、

 

知らない側にしか想像できないこともある、ということで

 

自己解釈です!

 

 

 

1番は、化け物になった時のこと。

 

化け物、とは比喩かもしれませんが、

 

「あの子」と別れ、今までとは別の日々を生き始めるところだと思います。

 

今までのようには生きることができなくなったのかも。

 

 



サビの歌詞に、諦め を感じます。

 

これもクリープの特徴の1つだと思います。


     段違いに馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうけど

     世界を救うために生きてる
 
     夢なら醒まして忘れたよ

     あの子を忘れるよりも先に
 

 

この、“夢なら醒まして”というところ。

 

「醒めて」ではなく、「醒まして」というのは、

 

自分の意志で動いているということです。



この「夢」は、どっちの意味にも捉えられると思います。

 

寝ているときに見るものの意味で捉えるなら、

 

起きて現実を見る事。



目標や希望の意味ならば、

 

無理だとあきらめる事。

 

 

 

夢が何を指すかはわかりませんが、

 

きっと化け物になる前に持っていたもので、

 

化け物になった今は、もう叶えられないと悟ったのだと考えました。

 

だから、馬鹿馬鹿しいと思うけれど、

 

「世界を救うために生きてる」と、

 

自分に言い聞かせてます。

 

 

 

 

 

ですが2番では、大分時が経ったのか、


     そういえばいつから 化け物になった
 

とあります。

 

 

 

「何のために闘う?」「正義とは?」「どちらが悪?」

 

分からなくなっています。

 

 

 

自分が今まで正しい、世界を救うためだ、と思ってやってきたことは、

 

果たして正しかったのか。

 

 

     それでもこうして生きているのは

     死ぬ暇もないし
 

 

もう主人公は、生きる目的を「世界を救う事」と言えなくなっています。

 

 

 

世界に巣食う事で生きてる
は、いかにもマンガが関係してそうですが、

 

結局は、「世界を救う」なんて大それたことはできず、

 

自分も世界の中に住むちっぽけな存在の1人である、と再認識しているようです。

 

 

 

 

 

最後にもう一度1番のサビと同じ歌詞が来ています。

 

ですが、この


     世界を救うために生きてる
 

 

は、

 

ちっぽけな存在だと分かったうえで、

 

半ば投げやりになりながらも、化け物になった自分を受け入れ生きていく、

 

という意味が込められているのではないかなあ、と思いました。

 

 

 

 

 

 



すべてをマンガにリンクさせるのではなく、

 

「僕」や「あの子」という言葉を使うことで、

 

私のような元の作品を知らない人でも

 

自分の知っている何かに置き換えてこの歌詞を考えることができるのだとおもいます。

  

 

 

尾崎さんの歌詞は、やっぱりすごいです。