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Moved So Move

曲や歌詞について考えます。アメブロから引越し中です。

フジファブリック「星降る夜になったら」の歌詞の意味

音楽

今回は、フジファブリックの「星降る夜になったら」について考えてみました。
ただ、この曲についてはまだわからないことばかりです。
とりあえず現時点での自己解釈です!

 

 

『星降る夜になったら』/ フジファブリック

(作詞:志村正彦 作曲:金澤ダイスケ/志村正彦

 

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a033e7f/l00c12a.html

 


この曲には、正反対の事柄が多く出てくるように思います。
(一部は言葉としては出ておらず、あくまで私の想像です。)

・昼(午後)と夜
・雨と晴れ
・ホントと嘘
・現実と夢

 

 

Aメロから。 


「真夏の午後」という歌いだし。午後にはもちろん夜も含まれるとは思いますが、
なんとなく昼間のような印象を受けます。

また、歌詞に出てくる「通り雨」「ずぶ濡れ」。
星は晴れていないと見られないものなので、
タイトルとは反対の状態を思い浮かべました。

明るい曲調だけれど、歌詞は辛そうな感じ。
これもまた一つの、正反対です。

 

主人公は「ずぶ濡れ」という言葉が指すように
非常に辛い境遇にいるようで、
そんな状況では「ホントか嘘か」は、たいしたことではなくどうでもよくなっています。

「照れ笑い」は、今まで本当なのか嘘なのかにこだわっていた過去の自分に対する恥?呆れ?
そういった類かな、と思いました。

 

 

 

続く歌詞では、雨は過ぎたようです。

ずぶ濡れの状態から良くなっています。

「昨日の夢」はどんな夢だったのか?きっと明るいものだったのでしょう。
「ストーリーを描くんだ」とあり、
ここからは想像の世界のことを言っているのではないか、と考えました。

 

 

雷鳴は遠くへ 何かが変わって

が、正反対への変化の合図。

 


そしてサビ

星降る夜になったら

バスに飛び乗って迎えにいくとするよ

いくつもの空くぐって

振り向かずに街を出るよ

 

初めて、主人公以外の誰か、の存在を想起させるような歌詞です。

私は考察するためじっくりと歌詞を見るまで、
勝手に「君」というフレーズを思い浮かべていました。
実際には歌詞に書かれていません。

このサビの歌詞は、青春ドラマっぽいなあと思いました。
まさに、アルバム名の『TEENAGER』のような感じです。

 

 


そして2番。

 

さわやか、晴れ晴れした気持ち、爽快で活力に満ち溢れている感じがします。
気にならなくなったという、クラクションの音。
クラクションは警告音。今まではそれを気にしていたのだけれど、
今はもうどうでもよくなっています。

 

 

ここで気になったのは、「どうでもよくなって どうでもよくなって」というフレーズ。
1番と同じですが、使われている箇所が違っています。

1番の「どうでもよくなって」は投げやりな感じ。
2番では、前向きに吹っ切って、自分らしく行動する!といった感じがします。(TaylorのShake it offのような)

 

 

Bメロはまた同じ歌詞。
これが夢の世界への入り口のような役割を果たしている、と考えました。

 

 

星降る夜を見ている

覚めた夢の続きに期待をしてる

輝く夜空の下で

言葉の先を待っている

 

 

サビは、再び想像の世界。

「覚めた夢の続き」=現実
描く夢の世界で、そのあとの現実に期待をしています。

 


しかしここの文は、不思議なことになっています。

 

1番の時点ですでに夢から覚めているはずなのに、
どうして「覚めた夢の続きに期待をしている」という表現なのか?

 

覚めた夢の続き、こそが〈今/現実〉であるのに、
その期待されているはずの〈今〉、主人公は夢の続きのストーリーを頭の中で描いている(過去と未来のことについて考えている)。

 

 

 

夢は昨日見ていた。今はもう起きている。
だが、夢の続きを想像している。
想像の中で、想像し終えた後の現実(=未来)に期待をする。
〈過去〉と〈未来〉はあるのに、その間の〈今〉がない。


つまり、
「今」という時間を生きていないのです。
現実逃避。


1番で、主人公はホントか嘘かはたいしたことじゃないと思うようになった。
だから、想像の世界を作りあげ、その世界の中を生きる。
現状を見ないようにした。

ということだと考えました。

 

 

 


しかし、
Cメロで現実世界に戻ります。

黙って見ている 落ちてくスーベニア
フィルムのような 景色がめくれた
そして気づいたんだ 僕は駆けだしたんだ

 


「スーベニア」は、辞書では「(旅行・場所・出来事などの思い出となるような)記念品,みやげ 」とあり、
語源はフランス語の「思い出す」だと書いてあります。

*1


ここで言う「スーベニア」とは、
過去の思い出自身、だと考えました。
「フィルム」とは、主人公が想像で描いた夢の世界。
過去の思い出たちが落ちていき、それと一緒に想像の世界も崩れていく。

私は、ガラス張りの壁が割れパラパラと落ちていくような映像を浮かべました。

 


2番であった「前のめりで走る」は、想像の世界で行ったことで現実は走っていなかった。
いつの間にか想像の世界を生きていて、現実社会を生きていなかった。
けれどそれではいけない、何も変わらない。
想像(嘘)の世界ではなく、現実(ホント)の世界を生きて行かなければ、
と気づいたのだと考えました。

 


最後に来るサビの歌詞が1番・2番と同じなのは、

現実世界を生き抜いたうえで、いつか本当に「星降る夜」を迎えるという期待を表しているのではないかと思いました。

 

 

今のところの考えはこのような感じです


1番のサビのところで述べた、主人公以外の誰かの存在。
そして、2番サビの最後「言葉の先を待っている」については
まだよく分かっていません。
言葉の先を言う(行動する)のが、この誰かなのか?

もっと深く考えて行こうと思います。

 

 

「TEENAGER」の楽曲解説、見てみたいのですが、
どうやら移籍前のHPに載っていたようで、
今の公式ページにはありませんでした。。。

インタビュー記事もなかなか見つからないです><

 

そのおかげで、勝手な想像を膨らませることができた部分もありますが、
聴き手としては、作り手がどのような意味を込めて作ったのか、が気になるところです。